ワードプレスでURLの/wpを消す方法!サブからルートディレクトリに移動

WordPressのインストール時にサブディレクトリ「/wp」などにインストールしてしまった場合にルートディレクトリ(ドメイン直下)に移動させる方法をご紹介します。もしすでに運用している場合の301リダイレクト設定も解説!

この記事でわかること
  1. WordPressのURLで最後に「.com/wp」が入っているのを「.com」などドメイン直下に変更する方法
  2. 「https://aaa.com/wp」⇒「https://aaa.com/」に変更方法
  3. 301リダイレクト設定して旧アドレスから新アドレスに転送
  4. パーマリンク設定と内部リンクや画像URLの一括変更
マメ子   マメ子
WordPressのインストール時に手順書を見てやったら
「https://aaa.com/wp」みたいになって、この「/wp」って消せないの?
マメボー  マメボー
FTPツールを使うけど、もちろん消せますよ!

WordPressの手順書などを見ると別フォルダにWordPressをインストールしよう~みたいに書かれている場合も多く、

知らず知らず手順書通りに進めると、下記のようにドメインの後ろに「/wp」とか入ってしまう場合もあります。

https://aaa.com/wp

レンタルサーバーのWordPress簡単インストールなどもサブディレクトリの部分が空白で、

「例/wp」とか書かれているので、ついつい入れてしまって、

気がついたらURLに「/wp」が付いていた・・・ってケースも多いですよね。

もちろんこのままでも支障はないのですが、どうしても見栄えを気にする方に向けて修正方法をご紹介します。

この記事でURLを下記のように変更できます。

「https://aaa.com/wp」

「https://aaa.com/」

それでは早速解説していきます。

ABOUT この記事を書いた人

記事プロフィールマメボー
2010年から本格的なブロガーとして活動。アフィリエイトなど1年で月収200万円を達成し最高月収1500万円、43歳で累計4億円稼いでセミリタイア。仲間3人でノウハウをまとめた教材を販売し2万本以上売り日本一売れたアフィリエイト教材を販売。現在セミリタイヤしながら自身のノウハウや資産運用、節約術など、もともと凝り性なので徹底的に調べて、わかりやすくブログで発信中。

「/wp」はWordPressインストール時の罠!?

こんにちは、マメボーです。

WordPressインストール時の罠!?

結構いただく質問なのですが、WordPressのインストール時に、サブディレクトリにインストールしてしまい、

ルートディレクトリに移動させたいって問い合わせを結構頂きます。

https://aaa.com/wp

https://aaa.com/

こんな感じですね。

いろいろなWordPressのインストール方法や手順などを見ると、たまにサブディレクトリへのインストール方法が紹介されていますので、

知らず知らずやってしまう罠でもあります。

エックスサーバー

こちらはエックスサーバーの管理画面ですが、WordPressの簡単インストール時、サブディレクトリーの部分を空白にすれば良いのですが、

ないか何か入れないと・・・って思ってしまうんでですよね。

マメ子   マメ子
空白だとエラーになっちゃいそうで、ついつい何か記入してしまう。。

同じようにやってしまった。。。って人・・・

作りたてなら、もう一度インストールし直せば良いですが、

もう今更、後に引けないって方のために、ルートディレクトリへの変更方法をご紹介します。

リスクはあるので、支障がないならそのままでも良いよ!

マメボー  マメボー
変更方法をご紹介する前に一点注意です!

まず、変更前に一点だけ注意しておきましょう!

「/wp」を消すってことは、URLのすべてを変更することになるので、今までのサイト評価に何かしらの影響が出るって可能性があります。

https://aaa.com/wp/記事1

https://aaa.com/記事1

トップページを変えるってことは、今までの記事URLのすべても変更になるので、運営歴が長ければ長いほど影響力は大きくなります。

少し脅した感じですが、検索エンジンからのサイト評価はすべて現在のドメインに付随するので、

ドメインを変えることは非常にリスクなのです。。。。

なので、そのままでも支障がないなら無理に変更する必要なないです。

一応、サブディレクトリにしてしまったことのデメリットを書いておきます。

サブディレクトリのデメリット
  1. 「aaa.com/wp/」みたいで見栄えが悪い。
  2. 知らないで「aaa.com/」でアクセスされるとリンク切れになる。
  3. 他のサイトを参考にしてもだいたいルートドメインで書かれるので自分と仕様が違う

    ぐらいですかね?

    それでも変更するなら301リダイレクト必須!

    これを見てもまだルートドメインに変更する意思が強い方!

    マメボー  マメボー
    おめでとうございます!選ばれた勇者です!

    さて、多少脅しましたが、それぐらいリスクがあるってことを覚えておいてください。

    だだ、ちゃんと301リダイレクトをすればGoogle評価は引き継がれますので、

    数日アクセスに影響は出ても戻ってきます。

    下記で一応301リダイレクトの影響を記載しておきます。

    301リダイレクトで引き継がれるもの
    • 検索エンジンのサイト評価=○
    • ブラウザーのお気に入り=○(転送される)
    • はてななどのソーシャルブックマーク数=×(転送されるけど数はリセット)
    • twitterなどのシェア数=×(転送されるけど数はリセット)

    301リダイレクトすれば検索エンジン評価は引き継がれ、検索結果も変動することはありませんが、

    はてなやtwitterのシェア数はリセットされ0に戻ります。

    はてなのブックマーク数で記事の信用度を見る方もいますので、そういった場合は要確認ですね。

    301リダイレクトの方法は最後に記載しますので、必ず行ってください!

    WordPressサブディレクトリからルートディレクトリへ変更する方法

    それでは、WordPressでサブディレクトからルートドメインに変更する方法をご紹介します。

    サイトアドレス(URL)の変更

    ws000014

    まずは、WordPressへログインして「設定」⇒「一般設定」をクリックします。

     

    WordPressでサブからルートディレクトリに移動方法

    設定の中にある、サイトアドレス(URL)に新しいURLを記載します。

     

    WordPressでサブからルートディレクトリに移動方法

    サイトアドレス(URL)の部分で「wp」(消したいサブディレクトリ)を消すます。

    https://aaa.com/wp

    https://aaa.com/

    ※必ずサイトアドレス(URL)のみを変更してください!

    今回はルートディレクトリのみの移動なので、サイトアドレス(URL)から「/wp」を消して保存します。

    これでWordPressに一時的にログインできなくなりますが、焦らずに次の手順を行いましょう。

    FFFTPツールでindex.phpをダウンロード

    次に、WordPress内部の「.htaccess」「index.php」の2つのファイルに修正を加えます。

    ここからWordPressがインストールされているサーバー内をチェックする必要があります。

    FTPツールの「FFFTP」やサーバーのファイル管理からWordPress内部を除きましょう。

    FFFTPの設定はこちらを参考にしてください。

     

    ws000019

    FFFTPなどのFTPツールを利用して、WordPressの中にある「.htaccess」「index.php」2つのファイルを探します。

    今回「/wp」から変更する場合は、サーバー内の1階層目に「wp」フォルダーがありその中にあります。

    目印としては、一緒に「wp-content」「wp-admin」などのフォルダーがある場所に「.htaccess」「index.php」はあります。

    index.phpの場所

    サブディレクトリの中にあります(今回は「wp」フォルダの中)※一階層目にindex.htmlがある場合もあり注意です。

    例:エックスサーバーの場合は、
    「ドメイン名のフォルダ⇒ 「public_html」⇒「wp」⇒「index.php」 にあります。

    .htaccessの場所

    .htaccessが一階層目にある場合もありますが、index.phpと同じ階層にあるもの(今回はwpの中)をダウンロードしてください。

    ダウンロードした「index.php」を編集

    ダウンロードしたindex.phpをテキストエディタなどで開いてください。

    ws000020

    17行目にある「require(‘./wp-blog-header.php’);」を編集します。(※行目は環境によって異なります。)

    require(‘./wp-blog-header.php’);

    require(‘./wp/wp-blog-header.php’);

    今までトップページで表示されていたサブディレクトリを入力してください。今回の場合ですと「/wp」と入力します。

    入力が終わったら保存して閉じてください。

    ダウンロードした「.htaccess」を編集

    次に.htaccessをテキストエディタなどで開いてください。

    .htaccessを編集

    9行目と13行目の2ヶ所の「/wp」を消していきます。(※行目は環境によって異なります。)

    9行目:RewriteBase /wp/
    13行目:RewriteRule . /wp/index.php [L]

    9行目:RewriteBase /
    13行目:RewriteRule . /index.php [L]

    301リダイレクトを設定して旧URLから新URLへ転送する

    次に301リダイレクトの設定です。

    サブディレクトリからルートディレクトリへ変更方法を説明した記事は多いですが、この301リダイレクトの設定が書かれていない場合が多く非常に重要です。

    301リダイレクトとは

    301リダイレクトを簡単に説明すると、旧URLに訪れたアクセスを自動で新URLに転送してくれる仕組みです。

    POINT今回なら、
    「https://aaa.com/wp/記事1/」に訪問者が来ると自動で「https://aaa.com/記事1/」
    に転送してくれます。
    マメボー  マメボー
    最大のメリットは、一瞬で移動するので、見ている方は、ほぼ気が付きません。

    また、この転送は、検索エンジンの評価も一緒に転送してくれるので、自動でアドレス変更してくれます。

    変更後数日は不安定ですが、自然と新アドレスでインデックスされ、検索結果も新アドレスで表示されるようになります。

    「.htaccess」にリダイレクト設定を記載します。

    先程、修正した「.htaccess」の一番上に301リダイレクトを追記していきます。

    .htaccessで301リダイレクト設定

    「.htaccess」内に上記の赤枠部分の3行を追加します。場所はどこでも良いですが、無難に一番上にコピペしましょう。

    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTPS} off
    RewriteRule ^(.*)$ https://(新URL)/$1 [R=301,L]

    「http://(新URL)/」の部分には、今回の新URLを記載しましょう。

    今回の例だと下記のようになります。

    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTPS} off
    RewriteRule ^(.*)$ https://aaa.com/$1 [R=301,L]

     編集したファイルを1階層目に移動する

    編集したファイルを保存したら、「index.php」と「.htaccess」ファイルを1階層目にアップロードします。

    ws000021

    「index.php」と「.htaccess」ファイルを1階層目にアップロードします。

    マメボー  マメボー
    ※もし1階層目に「index.html」があった場合は、先に削除してください。
    特にエックスサーバーの場合。

    これで設定完了!再チェックしましょう!

    ws000022

    これで、ルートディレクトリに表示されたと思います。

    記事部分や旧URLにアクセスして、無事に301リダイレクト転送されるか確認しましょう。

    ダッシュボードなどが、おかしい場合は、一度ログアウトして再度ログインし直しましょう。

    で、1つ注意ですが、元々の場所に「index.php」が残ってますので2つ存在する状態です。

    旧「https://aaa.com/wp/index.php」と、新「https://aaa.com/index.php」の2つ

    2つ存在することになりますが、301リダイレクトが設定されていると自動転送されるので問題ありません。

    2つあって気になるからといって元のindex.phpを消すと、いろいろな支障をきたしますので、絶対に消さないでください。。。

    おまけ設定①:パーマリンクの見直し

    ディレクトリを変更するとパーマリンクの設定が初期化されていることがあるようです。

    これまた変更されるとサイト評価がボロボロになりますので、再度もともとの設定を入れて再適用させてください。

    ws000023

    WordPressダッシュボードにログインして、設定⇒パーマリンク設定をクリックします。

    おまけ設定②:旧URLを一括変換

    URLを変更したことで、内部リンクや画像ファイルなど全て旧URLのままになってます。

    基本的には301リダイレクトされるので問題ありませんが、変更したい場合は、「Search Regex」プラグインを使うことで、簡単に変更できます。

    SearchRegex

    このプラグインは、WordPress内のすべての文字を検索可能で、

    検索した文字を記事の中、固定ページもサイドバーや内部ファイルでも一気に置き換えすることができます。

    かなり便利なプラグインなので、入れておくと便利です。

    Search Regexで文字を一気に置き換える

    Search Regex

    Search Regexの使い方ですが、簡単です。

    プラグインで検索して有効化すると「ツール」の中に登録されるので開きましょう。

    Search Regexの使い方
    1. 「入力元」から「すべての投稿種別」にチェックをします。(数が多い場合はリビジョンは外す)
    2. 検索に「旧ドメイン」を入力します。
    3. 置き換えに「新ドメイン」を入力して、検索を行います。

    Search Regex

    このように記事内のすべての画像やリンクのURLが洗い出しできるので、あとは「すべて置き換え」をクリックすれば完了です。

    まとめ

    記事のまとめ

    お疲れさまでした、これで作業は終了です。

    出来ることなら変更しない方が良いですが、変更するならしっかり301リダイレクトを行いましょう。

     

    以上
    「ワードプレスでURLの/wpを消す方法!サブからルートディレクトリに移動手順」でした。