強力スパム対策 reCAPTCHAの簡単導入方法!Akismet不要

WordPressの定番のスパム対策プラグイン「Akismet」の無料版は、商用利用できないってことで、Googleが無料で提供している「Google Invisible reCAPTCHA」を導入してみました!

この記事でわかること
  1. AkismetとreCaptchaの違いは?どっちが良いの?
  2. reCAPTCHAにあるv2とかv3の違いってなに?
  3. Google Invisible reCAPTCHAの導入手順
  4. reCapechaの負荷状況はやっぱり重いの?
マメ子   マメ子
Akismetは便利だけど無料版はアフィリサイトでダメなんだって?
マメボー  マメボー
えっ!そ、そうなの?
商用利用じゃなくてアフィリもダメなの?
マメ子   マメ子
販売サイトはもちろん、広告などのアフィリもダメだって、、、
マメボー  マメボー
どうしよう。。って思ったけど調べたら
GoogleのreCAPTCHAが無料で使えるらしいね。
早速導入してみよう!

WordPressを運営するなら、絶対必須なのがスパム対策プラグインですよね。

これが無いとコメントはスパムコメントだらけ、お問い合わせからはスパムメールだらけ、、で対処するのが面倒です。。

元々スパム対策といえばWordPressの純正プラグインの「Akismet」一強で、これだけ入れておけば良かったのですが、

知ってました?Akismetってアフィリエイトで利用できないってことを・・・・

これはやばいってことでいろいろと探したら、

さらに強力で、しかも簡単に導入できる「Google Invisible reCAPTCHA」を見つけました!

すごく良さそうなので早速ご紹介します。

ABOUT この記事を書いた人

記事プロフィールマメボー
2010年から本格的なブロガーとして活動。アフィリエイトなど1年で月収200万円を達成し最高月収1500万円、43歳で累計4億円稼いでセミリタイア。仲間3人でノウハウをまとめた教材を販売し2万本以上売り日本一売れたアフィリエイト教材を販売。現在セミリタイヤしながら自身のノウハウや資産運用、節約術など、もともと凝り性なので徹底的に調べて、わかりやすくブログで発信中。

「Akismet 無料版」はアフィリエイトサイトなど商用利用は不可×

こんにちは、マメボーです。

いや~知りませんでした、、Akismetって商用利用ができないんですね。。

WordPressでスパム対策と言えば「Akismet」一強で、これだけ入れておけば良かったのですが、何気なく他のブログを見て知ってしまいました。。

これって昔からでしたか?ここ最近なんだろうか~・・?

英語過ぎて気が付きませんでした。。

最初は、商用って言っても物販とかの販売サイトのことでしょ?って思って調べてみたのですが、これは、思いっきりアフィリも不可ですね。

Akismetの商用不可

これがAkismetの登録画面ですが、無料版で申し込むと上記3つにチェックが現れます。

で、これを和訳してみると・・・・・

Akismetの商用不可

  • 私のサイトには広告がありません。
  • 私は自分のサイトで製品/サービスを販売していません。
  • 私は自分のサイトでビジネスを宣言していません。

って、思いっきり広告ダメって書いてます!!

だいたい他って法人とか商用とか、個人に対して曖昧な表現が多いですが、ここには完全に「広告」と「製品販売」を分けているので、

アフィリエイト(アドセンスを含む)がダメってことですね。

Akismetについては、かれこれ10年ぐらい使っていますし、いっそお金を払おうって思って料金確認したのですが、、

月額625円で、しかも1サイトのみって高っか、、

ん~無理、、さよなら・・・

今まで使っていて怒られたことは無いのですが、アフィリ不可って知った以上、このまま使えないですしね。。

で、どうしよかな~って思ったときに出会ったのが、

今回紹介する「reCAPTCHA」なんです。

これはGoogle純正だし、強力スパム対策だし、完全無料だし

もう最強だろ~ってことでご紹介していきます。

ポイント
  1. Akismetの無料版は、アフィリエイトサイトなど商用利用が不可
  2. Akismetの有料版は、1サイト月額625円で高すぎ
  3. 今後は、Googleの純正で無料の「reCAPTCHA」が支流になる

Google純正のreCaptchaってなに?

マメ子   マメ子
ところで「reCaptcha」ってどんなサービス?
マメボー  マメボー
reCaptchaは、画像を見ると「それか~」ってなると思うよ!

さて、このreCaptchaですが、Googleが提供している無料サービスの1つで、Google技術を結集し、人間かスパムかを判定してくれるツールです。

説明より下記の画像を見れば、「あ~知っている」って理解すると思います。

reCaptchaとは

これって、よくGoogle系サービスのログイン画面とかに出てきますよね!

画像の中から自動車を選んだり標識を全部選んだりするセキュリティ機能がreCaptchaです。

細かい技術はわかりませんが、reCaptchaは、利用者を「人間」か「スパム(ボット)」かを判断することが可能で、

人間だけはそのまま通し、スパムにだけ画像認証を表示させることができます。

何でもかんでも画像認証させず、スパムにだけ画像認証を出すのがミソで、

一般利用者のユーザビリティを損なわないのが、一番の特徴になってます。

さすがGoogleって感じですね!

「reCaptcha」と「Akismet」の違いは?

マメ子   マメ子
そもそも「reCaptcha」と「Akismet」って何が違うの?
マメボー  マメボー
2つとも役割は同じだけどスパムを退治する場所が違うね。
ポイント
  • Akismetは、コメントを受けてから内部でスパム判定を行う
  • reCAPTCHAは、コメントを受ける前にスパム判定を行う

今までは何も考えずにAkismetを入れていましたが、reCAPTCHAを調べるとAkismetの機能そのものに疑問を持ち始めました。

Akismetの機能って、スパムを除去するのではなく、一度受け入れた状態で内部でスパムを振り分けるプラグインです。

しっかりスパムフォルダに移動してくれるので便利ですが、結局、削除するときに普通のコメントがスパム側に混じっていないか確認する必要があります。

またスパムコメントを削除しても、サーバー内部のデータベースに記録されるので、リソースくって重くなるし、定期的にキャッシュ削除する必要があります。

スパムコメントが来れば来るほど重たくなるし、そもそもスパムを一度中に入れてるって考えるとイヤですよね。。

マメボー  マメボー
うまくAkismetで処理されているように見えて、実はサーバーに負担がかかってます。

その点、reCAPTCHAは、スパムを事前に察知して中に入れないので、優秀ですしサーバー負荷が少なくて済みます。

「reCaptcha」と「Akismet」の比較

reCAPTCHA Akismet
コメントフォーム
問い合わせフォーム △(要設定)
ログイン画面 ×
ユーザ新規登録 ×
パスワード再発行 ×

一応、「reCaptcha」と「Akismet」の機能面でも比較してみました。

基本的には、Akismetはコメント機能が中心ですが、reCaptchaはコメントの他に問い合わせやログインフォームなどもスパム対応しており、

WordPress自体のセキュリティ強化も可能です。

reCAPTCHAのv2、v3の違いは?

マメボー  マメボー
reCaptchaには、v2、v3の2種類があるけど、
新バージョンの「v3」を導入しよう!

さて「reCaptcha」導入手順をご紹介する前に、私自身が迷った部分があったのでご紹介します。

現在、reCaptchaには、v2、v3の2つのバージョンがあり、どちらが良いのか迷いますが、

基本的には、新バージョンの「v3」でOKです。

reCaptchaの違い
  • v2の機能:チェックボックスと画像認証機能
  • v3の機能:v2の機能に加え自動判定が加わった。

まだv3が出始めは、不安定だったのでv2を推薦しているブログもありますが、

現在は、v3は安定しているので問題はありません。

次にv4が出たら、しばらくはv3を使って、安定してからv4を使うってイメージで良いでしょう。

Google Invisible reCAPTCHAの導入手順

マメ子   マメ子
reCAPTCHAの公式サイトって英語で全然わからない><
マメボー  マメボー
reCAPTCHAの設定画面は日本語対応だから安心!

それでは、reCAPTCHAの導入方法をご紹介します。

まず1点注意ですが、reCAPTCHAを利用するために「Googleアカウント」が必要になります。

持っていない場合は、先に作成してログインしておきましょう。

1.reCAPTCHAで2つのキーを取得しましょう。

Googleアカウントにログインしたら、reCAPTCHA登録サイトでサイトキーとシークレットキーを取得していきます。

reCAPTCHAの公式サイトは最初英語で戸惑いますが、登録画面は日本語なので安心して進みましょう。

reCAPTCHAの導入手順

reCAPTCHAのトップページが開いたら赤枠①の「Admin Console」をクリックします。

 

reCAPTCHAの導入手順

登録画面が表示されるので、必要な情報を入力して「送信」をクリックします。

  1. ラベル⇒好きな名前
  2. タイプ⇒v3にチェック
  3. ドメイン⇒例:siyo.org(https://などは省く)、複数ドメインの登録が可能
  4. 同意、送信にチェックを入れる

 

reCAPTCHAの導入手順

サイトが登録されたら「サイトキー」と「シークレットキー」をコピーして「設定に移動」をクリックします。

 

reCAPTCHAの導入手順

次に確認画面が表示されるので、登録ドメインがAMP対応ならチェックして保存しましょう。

※AMPとはサイトの一部が検索エンジンに直接表示される機能です。

 

reCAPTCHAの導入手順

管理画面が表示されますので、お気に入りなどに登録しておきましょう。ここからスパムデータや再設定が可能です。

これで、reCAPTCHAでのキーの取得は終了です。

2.Invisible reCAPTCHAのインストール方法

次にWordPressで「Invisible reCaptcha」プラグインをインストールしていきます。

reCAPTCHAプラグインの設定方法

WordPressダッシュボードから「①プラグイン」⇒「②新規追加」⇒「Invisible reCAPTCHA」を検索⇒「今すぐインストール」をクリックします。

POINT

Invisible reCaptcha for WordPress」※似た名前のプラグインが多いので注意!

 

reCAPTCHAプラグインの設定方法

インストールが終わったら忘れずに「有効化」しておきましょう。

 

reCAPTCHAプラグインの設定方法

ダッシュボードの「設定」の中に「Invisible reCaptcha」が追加されます。

3.Invisible reCAPTCHAの設定方法

続いて、reCAPTCHAの設定方法です。

「設定」の中に「Invisible reCaptcha」が追加されているので、クリックします。

Settingの設定

reCAPTCHAプラグインの設定方法

先程作った「サイトキー」と「シークレットキー」を入力し、「Language」と「Badge Position」を選択します。

Badge Positionとは?

Badge Positionとは、reCaptchaバッチの表示場所になります。

reCAPTCHAプラグインの設定方法

  1. Inlineは、各保護フォームの真下に配置
  2. Bottom Rightは、ブラウザの右下に配置
  3. Bottom Leftは、ブラウザの左下に配置

 

reCAPTCHAプラグインの設定方法

reCaptchaバッチの設置場所は好きな場所で良いですが、テンプレートによって右下に「トップに戻る」ボタンがあり重なってしまうので、

その場合は、各フォームに直接埋め込む「Inline」がオススメです。

WordPressの設定

reCAPTCHAプラグインの設定方法

次にWordPressタブをクリックして、保護が必要な場所にチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。

  1. ログインフォームの保護
  2. 登録フォーム保護
  3. コメントフォームの保護
  4. パスワード忘れた場合の保護

Contact Formの設定

reCAPTCHAプラグインの設定方法

最後に「Contact Form7」でお問い合わせフォームを作っている場合は、こちらにチェックを入れることで問い合せフォームも保護することが可能です。

reCAPTCHAの解除方法

念の為、reCAPTCHAの解除方法もご紹介しておきます。

基本的には、プラグインの停止のみでOKですが、Google reCAPTCHAの管理画面から登録ドメインを削除しましょう。

reCAPTCHAの削除方法

Google reCAPTCHAの管理画面にログインして「設定」(歯車マーク)をクリックします。

 

reCAPTCHAの削除方法

登録しているドメインを削除しましょう。

これで、登録ドメインの解除が可能です。

Invisible reCaptchaの負荷は?どれぐらい重いのか?

マメ子   マメ子
reCAPTCHAが優れているのはわかったけど、
問題は、どれくらい負荷がかかるかね。
マメボー  マメボー
確かに、外部処理する分、表面上の負荷は増えるはずだね。
早速調べて見よう!

ここ最近は、SEO面でブログの表示速度も重視されているので、どれぐらいの負荷があるかも重要です。

こちらで負荷をチェック
  • プラグイン負荷は、「P3 – Plugin Performance Profilerのプラグイン」でチェック
  • ブログの読み込み速度は、「PageSpeed Insights」でチェック

こちらの2つを使って、それぞれの負荷を調べてみました。

P3 (Plugin Performance Profiler)のプラグイン負荷テスト

P3負荷テスト

  • Invisible reCaptcha⇒0.0085
  • Akismet⇒0.0041
  • SiteGuard WP Plugin⇒0.0276

P3でそれぞれのプラグイン自体の負荷をチェックしてみました。

測定するとreCAPTCHAが0.0085Akismetが0.0041Akismetの方が軽いですが、

このブログで最も重いJetpackが0.1とかのレベルなので、どちらもそれほど大差はない感じです。

むしろ「SiteGuard」が0.0276あり、同じセキュリティプラグインの中で一番重いです。

PageSpeed Insightsで表示速度テスト

続いて「PageSpeed Insights」でブログのコメント部分がある記事部分のモバイル表示速度をチェックしてみました。

Akismetの結果

Akismetの表示速度

AkismetのみをONにして、何度か測定してみましたが、モバイルスコアは、おおよそ45~55の間でした。

Invisible reCaptchaの結果

reCAPTCHAの表示速度

今度は、reCAPTCHAのみをONにして測定しましたが、モバイルスコアは、40~50と1割程度、遅くなった感じです。

 

reCAPTCHAの重さの原因

ちなみに「第三者コード」で原因を確認しましたが、「Google CDN」「Other Google APIs/SDKs」が主な原因で、さらに「Google Fonts」のGoogleフォントが負荷を加えていました。

 

reCAPTCHAプラグインの設定方法

そもそも「reCaptchaバッチ」自体が重いので、Bottomで左右に表示してしまうとサイト全体が遅くなります。

やはり設置は「Inline」でページごと埋め込むのが一番軽く使えます。

Akismetと比較して差は5ポイントぐらいなので、大きく落ちた感じはしませんが、それでも速度ダウンはするので、この差をどう見るかですね。

SiteGuardの結果

SiteGuardの表示速度

ちなみにいろいろいじっている中で発見したのですが、「SiteGuard」のみをONにして、コメント部分に画像認証の表示すると速度が一気に58に上がりました。

SiteGuardもreCaptcha同様に手前でブロックしてくれるので優秀ですが、お問い合わせフォームへの対応ができないので、その点では悩みものですね。。。

結果として織り交ぜて行くことになると思います。

強力スパム対策 reCAPTCHAの簡単導入方法のまとめ

記事のまとめ

Akismetには非常にお世話になりましたが、商用有料と考えると・・・

すいません、、reCaptchaに移行します。

ただし気になるのは、reCaptcha自体の負荷ですね。

Akismetも相当重いプラグインの1つでしたが、reCaptchaもけして軽くはないです。

そして、新しい選択肢としてSiteGuardも出てきました。

Akismetは商用×なので使わない方向で考えて、reCaptchaは機能は優秀ですが、バッチが表示されている部分が重い。。。

SiteGuardがバランス良いが、お問い合わせフォームに対応できない。。

これをまとめると、下記が良さそうですね。

  • 記事部分は極力軽くするためにSiteGuardの画像認証を使う
  • お問い合わせフォームは、reCaptchaで強力ガード
  • ログインなどの内部は、reCaptchaかSiteGuardでガード

スコアに余裕があれば、「reCaptcha」が最強ですが、余裕が無い方はSiteGuard との併用が良さそうです。

 

以上、「強力スパム対策 reCAPTCHAの簡単導入方法!Akismetは不要か?」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。